症例 １

〈茂原、40代、男性〉

10日前から腰痛。痛くて腰を伸ばせないので歩くときも常に前傾姿勢になってしまう。座っているのは楽だが立つ動作が特に痛い。その後3日前から左殿部にシビレが出てきて感覚も鈍い感じ。

－施術－
来院した時の姿勢は痛みを避けて左斜め前へ45°傾いた状態です。左殿部は皮膚の知覚神経が麻痺した状態で、尖ったもので刺激しても全く痛みを感じていません。麻痺した殿部の領域を支配している知覚神経から腰椎3番前後を調べてみると、2～4番の腰椎が左に傾いています。この歪みで神経が干渉を受け痛みとシビレを出していた様です。痛みも大分激しく強い刺激を加えるのは難しいので、アクティベーターを使って極弱い刺激を加える矯正をしました。1回目の矯正で5日間痛みが消え、翌週の2回目の矯正で症状は消えました。

　症例 ２

〈大網、70代、男性〉

小学校時代、木で腰を強打して以来学生時代は常に痛みがあった。今になってもいつも気になる箇所で、しばしば痛みだす。

－施術－
腰椎５番が大きく歪んでいます。小学生のころの事故が原因だとすると６０年前からある歪みということになります。通常長く放っておかれた歪みはとるのに時間（回数）が掛かるのですが、３回の矯正で症状は消えました。しかし、歪みのクセが強いので暫くすると又戻ってしまいます。定期的なメンテナンスが必要になりそうです。今回はかなり早く結果がでた例ですが、何十年も前からある歪みは通常もっと回数を重ねて取ることになります。